木のおもちゃを使った知育のヒント!親子で楽しみながら学ぼう♪

木のおもちゃを使った知育のヒント!親子で楽しみながら学ぼう♪

「知育おもちゃって子どもの成長に良いって聞くけど、どんな効果があるの?」
「どうすれば、成果がでるの?」

そんな疑問がありませんか?木のおもちゃは、親子のコミュニケーションや子どもの成長に良い影響を与えると言われています。

木製のおもちゃが持つ豊かな可能性と、親子で共に過ごす時間がもたらす学びの喜びに焦点を当てて、知育について深く知り、子どもをより良い将来へと導きましょう。

まさマル
まさマル

保育士歴15年まさマルが、木製玩具の論文を参考に解説します。

木のおもちゃの知育効果とは?

木のおもちゃは、子どもたちの知育に非常に有益です。その効果はさまざまであり、その魅力の一部を以下に示します。

創造力と想像力の育成

木のおもちゃは限られた形や機能を持たないため、子どもたちの創造力を刺激し、自分だけの世界を構築する手助けをします。

例えば、木製のブロックを使って建物や動物などを作り出すことで、子どもたちは自由な発想を大いに活かすことができます。

手先の発達

木のおもちゃは複雑な操作を必要とするため、子供たちの手先を磨くのに最適です。

細かい部品を組み立てたり、構造物を組み立てたりすることで、子どもたちは手の器用さを向上させることができます。特に積み木で遊ぶときには、繊細なつまみ方をして、そっと置かないと崩れてしまう力加減を身につけられます。

集中力と忍耐力の向上

木のおもちゃを使って遊ぶことは、子どもたちに作業に集中する力を養う助けとなります。

木のおもちゃを扱う際には、緻密な計画や慎重な操作が要求されるため、崩れてしまうこともあります。そのため何度もチャレンジをする機会が増え、子どもたちは忍耐力も高めることができます。

リラックス効果

木のおもちゃは自然素材でできているため、子どもたちが自然と触れ合う機会を提供します。

木の香りや触感はリラックス効果もあり、ストレス発散や安らぎを求める子どもたちに良い影響を与えます。また、木育の効果もあり、将来的には環境問題を考える心の豊かさも生まれるかもしれません。

木のおもちゃは、子供たちの幅広い能力や特性を育むのに適した教材と言えます。その持つ効果を最大限に引き出すためには、適切な選び方や取り入れ方が重要となります。

木の知育おもちゃの魅力を引き出す遊びのアイディア

木の知育おもちゃは、子どもたちが自然と触れ合い、創造力や想像力を育む素晴らしい手段です。その魅力を最大限に引き出すためには、遊びのアイディアが重要です。

1. 地道な探求と発見

木のおもちゃは、その質感や重さ、形状などが独特であり、子どもたちはそれらを探求することでたくさんの発見をします。

例えば、木製の積み木を使って様々な形を組み立てることで、遊びの中で幾何学的な概念や物理的な原理を学ぶことができます。

2. 自由な発想力を育む

木のおもちゃはプラスチックのおもちゃに比べて一般的に単純な形状が多いため、子どもたちの自由な発想力を育むのに最適です。

例えば、木製の車のおもちゃがあったとしても、それが車である必要はありません。子どもたちが自分だけの物語を創り出すための道具として活用することができます。

3. 素材の特性を活かした遊び

木のおもちゃは、素材自体が持つ温かみや自然な風合いが魅力の一つです。そのため、子どもたちはイメージを膨らませて木のおもちゃで様々な遊びを楽しむことができます。

例えば、ブロックの木目が波に見えたら海を作ったり、長い木の棒が剣となったりします。

以上のような遊びのアイディアを通じて、木のおもちゃ知育が持つ豊かな魅力を存分に引き出すことができます。子どもたちの創造力や学びを促進するために、様々な木のおもちゃを活用して楽しい遊びを提供していきましょう。

知育おもちゃの注意点と選び方

木のおもちゃの注意点と選び方について記載します。

木のおもちゃは、子どもたちにとって安全で環境に優しい遊び道具として人気がありますが、注意点を押さえて選んだり使用したりすることが大切です。

・適切な年齢や目的に合ったものを選ぶ

木のおもちゃにも年齢や目的に合ったものがあります。子どもの発達段階や興味に合わせて適切なおもちゃを選ぶことで、遊びの幅を広げることができます。

手のサイズに着目しておもちゃをにぎれるか、つまめるかを考えて決めましょう。

・遊び方を教える

子どもは初めて与えられたおもちゃでは遊び方が分かりません。渡すだけで終わってしまうと飽きて、今まで遊んできたおもちゃであそんでしまいます。

新しいおもちゃを与えるときは大人も一緒に入り、遊び方を教えたり危険なことをしないよう注意をしてください。遊び方が分かるとおもちゃが好きになります。できるようになると面白くなるのは大人も一緒ですね。

知育おもちゃの効果的な取り入れ方

知育おもちゃの効果的な取り入れ方についてご紹介します。取り入れ方は、以下のポイントを意識すると良いです。

子どもの興味や関心に合わせた選定

木のおもちゃは種類も豊富で、形や色、大きさも異なります。子どもの興味や関心に合わせて選んであげることが大切です。例えば、動物が好きな子には動物の形をした木のおもちゃが適している場合が多いです。

・自由な遊びの場を提供

子どもには木のおもちゃで自由に遊ぶ場を提供しましょう。指示や制限を与えず、子どもが自分の興味を持ったように遊べる環境を整えることで、知育効果が高まります。

・遊びを通じた学びを促す

木のおもちゃで遊ぶことを通じて、子どもには様々な学びがあります。形や色、大きさの違いを楽しむことで認識能力や比較能力が身につき、創造力や想像力も育まれます。

・一緒に遊ぶことで関わりを深める

子どもが木のおもちゃで遊んでいる時には、一緒に関わり、コミュニケーションをとることも大切です。一緒に遊ぶことで、子どもの成長や興味をサポートすることができます。

これらのポイントを意識しながら、子どもとの時間を楽しみながら木の知育おもちゃを取り入れてみてください。子どもの成長や発達によい影響を与えることができるでしょう。

5.知育玩具の先人たちの考え方

ここでは有名な「フレーベルの恩物」「モンテッソーリの教具」「ニキーチンの積み木および用具」について簡単に説明します。

「フレーベルの恩物」:

フレーベルは、教育とはものの本質を知らせることと考えました。ものの本質は神様がお創りになった基本的な形をしています。恩物も球、立方体、三角形、面など簡単な形を組み合わせて遊びます。これは積み木の原点です。

「モンテッソーリの教具」:

モンテッソーリは、視覚、聴覚、触覚などの感覚を磨いくこと。そして精神を集中させて物事に取り組むことが重要だと考えていました。有名なお仕事の時間もその過程で生まれています。

「ニキーチンの積み木」

模様や色のついた積み木を組み合わせて様々な模様や図形などをつくることで構成力や創造力を磨くことを重視したものです。手作りのものがよいとされています。

実は、木のおもちゃというのは・・

本物にふれることができる
簡単なシンプルな形のものが多い
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感すべてに働きかける
夢中になれる
創造力や構成力が身につく

というように、知育玩具の本質がつまったおもちゃなのです。

つまり種明かしをすると、木のおもちゃはすべて知育玩具であり、効果が高い良いおもちゃなのです。

東京おもちゃ美術館の館長である多田千尋さんも、著書の書き出しにこう伝えてます。

よいおもちゃの70%は木のおもちゃです。お子さんの健やかな成長・発達には、安心、安全な木のおもちゃが欠かせません。

『木育おもちゃで安心子育て』

ですので、木のおもちゃは昔も今も子どもの発達には欠かせないものだということです。

6. よくある質問と回答

木の知育おもちゃに関するよくある質問とその回答について、具体的な内容を以下に記載します。

Q1. 木の知育おもちゃは何歳から始めるべきですか?

木の知育おもちゃは、基本的に子どもが興味を持ち始める幼児期からスタートすると良いでしょう。

年齢から考える木製知育おもちゃの開始時期は以下のとおりです。

  • およそ6ヶ月:色や音に興味がでる
    「ガラガラ」や「ラトル」などで木の音や感触を楽しめる
  • およそ1歳:手先を動かす遊びに興味を示すようになる
    「積み木や」「プルトイ」など動きがあるおもちゃが視覚や指先などを刺激する

この時期は知育玩具を通じて感覚的な学びを促すことができるため、木の知育おもちゃを取り入れると効果的です。

参考文献:木製玩具による遊びと子どもの発達の対応分析 『日本感性工学会論文誌』より

Q2. 木の知育おもちゃで子どもが興味を持つ方法はどうすればいいですか?

子どもが木の知育おもちゃに興味を持つためには、まず子ども自身が遊びを通じて探求する機会を与えることが大切です。

例えば、木の積み木で色や形を組み合わせたり、木製のパズルを解いたりすることで、自発的に遊びながら楽しむことができます。

また、親が一緒に参加して遊ぶことが重要です。

Q3. 木の知育おもちゃで注意すべきポイントはありますか?

木の知育おもちゃを取り入れる際に注意すべきポイントとして、安全性や材質に注目することが重要です。

木のおもちゃは安全で丈夫な素材でできていることが望ましいですし、塗料などにも注意を払う必要があります。

また、子どもの年齢や興味に合わせた適切な木のおもちゃを選ぶことも大切です。親が適切な指導や見守りを行いながら、楽しい知育体験を提供することがポイントとなります。

6.まとめ

この記事では以下の内容を解説してきました。

木のおもちゃの知育効果について
遊びのアイディア
注意点と選び方
知育の効果的な取り入れ方

この記事を参考に木のおもちゃで知育あそびを親子で楽しんでくださいね。

まさマル
まさマル

まさマルは「無垢の積み木」が最強の知育おもちゃだと思ってます。
ぜひ、いろいろな木のおもちゃで遊んでみて下さい。